最近雨続きですね。今日の夕方辺りからようやく晴れ間が見えてきました。
雨の中、傘をさして歩く出勤って憂鬱。しかも一ヶ月ほど前に、お気に入りの青い傘が壊れていまい。昨日の朝、久しぶりに予備のビニール傘をさして歩きました。
自分のところにだけ雨が降らない
細い道に入ったので、塀に当て擦らないように傘を高く掲げます。
自分のところにだけ雨が降ってないみたいな空間。
雨粒が傘を打つパラパラという音が、雨を遮っていることを知らせます。
そっか、ビニール傘が透明だから、傘の存在を感じないんだ。
ずっと使っていた色付きの傘だと、雨を遮る場所に影ができるから、傘の存在が強かったのです。
閉じた空間で憂鬱な雨に立ち向かって歩を進めていました。
見上げてみれば透き通った雨粒が、傘の縁に留まって揺れています。そして水滴が絶え間なく筋を作って流れていく。
空は曇っていたけれど、いつもの雨空より明るかったです。ビニール傘は透明で、光がこちら側に射し込むからです。雨粒を目で捉えられるのでぱたぱたという雨音も、よりリアルタイムで聞こえてきますよ。
昨日は布団の中で聞く雨音が、少し柔らかく聞こえました。
ビニール傘から新体験
雨の日のジメジメが煩わしいことに変わりはありませんが、雨天の最中にもワクワクした時間がありました。
お気に入りの傘が壊れて登場した、予備のビニール傘。憂鬱な雨の日に輪をかけて暗い状況でしたが、ビニール傘のおかげで新鮮で明るい空間を体験できました。
ビニール傘ってあくまでも予備という扱いでした。デザインや色味といったものを重視したお気に入りは、吟味した時間も相まって一層愛着が沸きますよね。風が強い日の雨に備えた骨の多い丈夫な傘も、耐久力とお値段で比較検討します。
ビニール傘は、実用性に突出していて選ぶのにあまり悩みません。比較的安価ですしね。だから失くしてもさほどショックは受けないし、また買えばいっか。で済んでしまうこともしばしば。そんな雑な扱いを受けがちなビニール傘から、新体験が得られるとは思いもよりませんでした。
憂鬱な日も捨てたもんじゃない
意外なものから新しい体験を得るかもしれません。意外なものな訳だから、意識的になればなるほど遠ざかっていくという所がやっかい。どんと構えておく落ち着きと余裕が必要です。とはいえ一足飛びに精神が成熟できるはずもなく。
まずは「憂鬱な日も捨てたもんじゃないはず」と唱えるところから始めてみましょう。そうしておおらかに視野を広げていきたいものですね。
視野を広げよう
視野を広げておけば、マイナスの中にあってもプラスの事柄に気づけます。
天気なんてどうしようもないし、ままならないことはたくさんある。
けれど、落ち込んだ自分に気づいて一区切りつければ、良いこと探しを始められます。
イヤな状況の10回のうち1回でも、楽しいことに気がつけると良いですよね。
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