みなさんは、緊張したときにどうやってリラックスしますか?
よく耳にするのは深呼吸。深く呼吸ができれば、緊張が和らぎますよね。
私は過去に、ドキドキしているときに深呼吸をしようとしたのに、上手くいかないことが何度かありました。
体験をもとに、緊張を和らげる方法をご紹介します。
空気を肺いっぱいに吸い込みたい
私は緊張しやすい人間です。人前での発表や、面接はもちろんド緊張。心臓のバクバクが自分で感じられるし、呼吸が浅くなってしまいます。
最近、上司に叱られた翌日の出勤で、緊張が訪れました。
リラックスしようと、深呼吸を試みたのですが、空気を肺いっぱいに吸い込めない!
胸元はドッドッと鼓動が感じ取れたままで、緊張は和らぎませんでした。え、深呼吸に失敗とかある?と焦っていた時、思い出したことがありました。
昔通っていたスイミングスクールでのことです。クロールで25mを泳ぐ課題だったのですが、途中で立ってしまっていました。きちんと水面からは顔を出しているのに、あっぷあっぷと溺れるかのよう。息継ぎで上手く空気が吸えず、途方に暮れていると、コーチがアドバイスをくれました。
「水中で息を吐ききってから、息継ぎしてみて」
言われた通りにしてみると、さっきまでの苦労が嘘みたいに、25m泳ぎ切ることができました。水中で息を吐ききったことで、息継ぎで上手く空気が吸えたんです。きちんと息を吐けていなかったから、空気が吸えなかったんですね。
コーチのアドレスを思い出した私は、体中の空気を一滴残らず絞り出す勢いで吐ききりました。
すると、自然と空気が肺いっぱいに入り込んできました。
空気で肺をいっぱいにするのって、気持ちいいですよね。大きなあくびを思いっきりやりきったような解放感があります。逆に、中途半端に止まったあくびって消化不良で物足りないです。
緊張している身体に気づいたら
呼吸は、吐いてから吸う、の順番が大切です。
空気を吸わなくちゃ、と思うあまり、忘れがち。確かに、人は酸素を吸わないと生きていけないので当然なのかもしれませんね。思えば、ラジオ体操でも吸ってから吐く構成ですしね。
いつもは身体が自動的にやっているから、いざ呼吸しよう!なんて頭で意識し出すと上手くできなくなってしまいます。
吐いて空気がなくなれば、勝手に身体が空気を取り込んでくれます。緊張して呼吸が浅くなったときは、吐ききることを意識してみてくださいね。深い深呼吸は、身体と心をリラックスさせてくれますよ。
大前提として大切なことがもう1つだけあります。自分が緊張している身体の状態に、具体的に気がつくことです。
私の場合は、心臓が早いリズムでドキドキして、呼吸が浅くなります。首の後ろがこわばることがあったり、胃が重くなったりすることも。都度少しずつ違いはありますが、緊張している身体に気がつくことが、リラックスの始まりです。
なんだか呼吸が浅いかな、と気づけたら、息を吐いて深呼吸を始めてみてくださいね。
息を吐ききることから始めてみよう
リラックスしたいときは、息を吐ききることから始めてみましょう。緊張で呼吸が浅くなっているときは、何回かに分けつつ、体中の空気を一滴残らず絞り出すぐらいが良いかもしれません。中には風船が膨らむイメージで、深い呼吸ができるという人も。
自分なりのリラックス法を探ってみてくださいね。
自分なりのリラックス法を探そう
誰にでも緊張する場面は訪れますよね。自分なりのリラックス法を持っておくと、安心です。
呼吸の身体と心への影響は大きいです。深い呼吸はリラックスに繋がるので、自分の身体でいろいろと試してみてくださいね。
みなさんが無理なく、リラックスした時間を過ごせますように。
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