立ったままの読書
みなさんは、お家でなにか作業をするとき、どんな姿勢で行っているでしょうか?
料理だと、キッチンで立って行うでしょうか。
読書は椅子に座って読むでしょうか。
私は図書館で、断食について書かれた、気になる本を見つけました。
普段読書は、隙間時間にちょこちょこ読み進めて、1ヶ月ぐらいかけて読み切っています。
物語系なら、わりと時間をかけても楽しめています。
今回のような知識系の本は、全体像をまとめて把握してしまいたい派です。
興味のある内容で、中身がわりと簡単ならなおさらです。
難しい内容であれば、挫折しそうになりながら、少しずつ読み進めることもあるんですけどね。
何はともあれ、久しぶりに自宅で、腰を据えて読書をすることにしました。
自室に机と椅子がないので、最初は地べたに座って読み始めました。
結果、腰を痛めました。
歩くだけで、左右どっちかが痛くて、体を動かすのが面倒になっちゃいました。
興味のある内容の読書は、充実した時間のためのもの。
身体に悪影響では、本末転倒です。
そこで、高さがみぞおちまである、自室の棚に目を付けました。
棚の上に本を置いて、立ったままの読書を始めたんです。
始める前は、「いやいや、今度は足が疲れるだけとちゃうん?」と、頭の片隅でよぎりました。
ところがどっこい。(古っ!)
想像以上に、読書がはかどる。
もちろん、足は疲れます。
とっとと座りたくなるのも事実です。
でも、不思議と集中して、本が読み進められてしまうんです。
なんでなんやろう?と、理由を考えてみました。
身体の姿勢と、気持ちはリンクする
結論、気づきました。
身体の姿勢と気持ちって、リンクするんですね。
なんかね。
「めんどくさいな~」って感情って、息込んで「やろう!」って思ってる時ほど、沸いてきません?
例えば、仕事終わりの自室。
ゴロンと布団に寝っ転がってしまうと、何をするにも面倒になるんです。
這うようにして本を手にとって、地べたに座って読み始める。
・・・続かないんです。ま~た、ゴロンと布団に横になってしまいます。
そこで登場するのが、立ったままの読書です。
寝っ転がりさえしなければ、読み始めたもん勝ちです。
布団から離れた場所で、立っていれば、流れるように身体を横にすることはありません。
背筋を伸ばして読書をするので、深い呼吸ができます。
脳が疲れにくく、集中が続く実感があります。
もちろん、立つ用の棚に行きつくまでが大変なのはあります。
そこは、トイレ帰りに、立っていられるだけ読み進めるように決めると、ほぼ解決しました。
「足の疲れが出てきたら、読むのを切り上げてよし!」ルールです。
心は身体からアプローチしてみよう
心が思うように動かないときは、身体の姿勢からアプローチしてみましょう。
やる気が出ないとき。
寝転がってしまう体勢を避けましょう。
楽に立ったまま、作業ができる環境づくりを、考えてみても良いでしょう。
集中が続かないとき。
背筋を伸ばす姿勢にして、深い呼吸が可能な身体に近づけましょう。
脳が疲れにくくなる実感が持てました。
他にも、朝、起きるのがツラいとき。
まずは一旦、身体を起してみる。
脳と気持ちの目覚めが、後からついて来ると考えられますね。
様々な場面で試してみれば、効果を実感できることがあるかもしれませんね。
心ってままならないもの
心ってままならないものです。
それでも、どうしてもコントロールしなければならない局面がありますよね。
そんな状況の時、気持ちをある程度コントロールする手段を、いくつか持っていれば、心の負担が減ります。
喜怒哀楽は、心に意識が行って振り回されがちですが、身体は無意識に正しく機能してくれています。
身体に意識を向けて、より自分と向き合いましょう。
自分自身を大切にできるきっかけになりますよ。
以上、『やる気と集中が自由自在!?身体の姿勢からアプローチしてみよう。』のお話でした。
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